2015年にSDGsとして掲げられた17の目標のように、事業活動において考慮すべき課題・リスクは多様化しています。例えば、AIを利活用するにあたり技術的な課題・リスクのみならず、
・人間中心の社会を実現する目的で利活用しているか/差別や偏見を生み出してしまわないか
・持続可能な社会を実現する目的で利活用しているか/過剰なエネルギー消費につながらないか
といった課題・リスクに対応する必要があります。これらの課題・リスクに対して、伝統的なモノづくりに見られる審査や監査でチェックする方法だけでマネジメントしようとすると、審査や監査のための準備作業が増えたり、審査や監査で問題が見つかった時のやり直しが増えたりといったことになりがちです。そこで、審査や監査の時だけ各分野の専門家を集めるのではなく、各分野の専門家がDRMを推進・実践する人材となって、日頃から現場と共に課題・リスクへ対応することが望ましいと考えました。
